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月日が流れるのが早いような、ゆっくりのような日々(10/3)






これも好きなシリーズの久しぶりの新刊でした。
新刊が発売される、とうっすら予告ありましたけど、無坂主人公とは・・・
2年10ヶ月ぶりで早いような、遅いような・・・ともあれ嬉しい限りです。


*十二国記やぼろ鳶組、嶽神伝、と大好きシリーズ発売ラッシュで、
感想UPを詰めて更新してます*



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帯からネタバレ全開です。

嶽神伝シリーズとして、無坂、孤猿、鬼哭、と続いた主人公、無坂のシリーズが完結でした。
この作品は、嶽神(主人公:多十)、逆渡り(主人公:月草)、血路&死地(主人公:二ツ)、と
今まで3名がメインでしたが、どれにも主人公の最期は書かれてませんでした。
今回、初めて、主人公の最期まで書かれるとあって、かなり緊張しながら読みました。


前巻の鬼哭でかなり世代交代を感じたけど、今回はそれを明確にした内容です。
無坂自身も高齢となり、息子の龍五は壮年となり、孫の青地が若者として台頭してきてる。
シリーズを通してその流れを感じられたのは、喜びでもあり寂しさでもあったかな。

歴史的背景を踏まえながら時代の流れを書いていく描写がまた素晴らしかったです。

無坂は、思えば、ずっと小夜姫(武田勝頼母)側だったんだから、武田の終焉と共に
最期を迎えたというのは納得できる気がしますね。
そこから、最初の嶽神の多十へとつながっていくわけで・・・
あちこちリンクしてるのがこの作品のさらに良いところでもある。

武田のかまきり、上杉の軒猿、北条の風魔、徳川の伊賀、と透波抜きでは語れない作品でもある。
今回は、歴史的にいろいろ大きなイベントがあったせいか、
山の者の生活よりも、透波達の活躍や闘いも多かったように見えます。

時代が流れたせいか、それぞれ仕える武家の変化のせいか、
透波達にもとても変化が見えました。
少し前の巻なら、出会い頭に問答無用で斬り合いって感じだったけど、
無坂が間にいたせいか、状況が違うせいか、協力し合う、とまではいかなくても、
お互い認めて妥協する、許す、ような事を垣間見ることが出来て、
それはちょっとした驚きでもあります。


中でもやはり因縁のかまきり、でしょうか。
小夜姫側で、本来なら敵対するはずがないかまきりとは、
棟梁を倒したり、死闘を繰り返したり、と争う機会が多く、
目の仇にされてた無坂ですが、長く付き合って?いくうちに、
因縁が腐れ縁になり、互いをより知り合い、最期は共闘・・・
今までを振り返ると、想像出来ない結末だったようにも思えるし、
なるべくしてなったという気もするし・・・


嶽神の白銀&湖底の主人公、多十と無坂の倅の龍五が交わったシーンや、
伊賀の透波を白銀で登場した双兵衛が助けるなど、
時間軸ではこの風花の次になる作品に関連してたのもサービス満点です。


さて次の嶽神予想ですが・・・
無坂の倅の龍五の世代には弥蔵がいます。(40代)
孫の青地の世代は多十がいる。(20代)
となると、多十はもう白銀&湖底で主人公で一区切りしてるので、
40代の話か、もしくはさらに下の世代でしょうか。
青地や太郎(岩鬼)の子供や、無坂のひ孫辺り。

時代背景として、ぽっかり空くところがないんですよねー。
1542年血路から1590年死地まで埋まってるわけで。
となると、それ以降になる。

いずれにしても、大病を患った長谷川卓先生にはお身体大事にして頂き、
また嶽神伝シリーズを読めるのを楽しみに待ちたいと思います。


長谷川先生の別シリーズ、北町奉行所も止まってたので、
こちらの新作が優先かもしれませんね。



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