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月日が流れるのが早いような、ゆっくりのような日々(10/3)






長い月日でした。
読者にとっても、戴国にとっても。
と思ったけど、泰麒と李斎が戴国に戻って1年、驍宗が消えて6〜7年とは・・・
あんな状態の国で6〜7年は長いですけどね。
ファンにとっては本当に長かったんですよ。

IMG_6813.jpg




この白銀〜は、何というか李斎の物語だなって気がしました。
様々な事情を生きる戴の民の話でもあるけど、やはり李斎なんだな。
慶国を尋ね、泰麒を見つけ出した経緯があるせいか、
驍宗よりも李斎の方が存在感あったし、
最後まで驍宗の存在がちょっと薄かったように思えます。

合流してから率先して動いたり命じたりすることもなく、
覇気もないというのかな・・・
体力が回復してない、という線はあまりなさそうだけど、
地下にいて目の具合が良くないこと以外、さほど変化はないように見えたのに、
気力がないというか、前のような威風堂々ではないというか?
何だろ、どう言葉にすればいいのかな。

何年も地下で1人閉じ込められてたのに、ここにきて天の恵みというか運が向いてきたのは、
泰麒が近くにきたせい・・・と思いたい。
じゃないとちょっとご都合主義すぎるくらいの幸運なんですものー。


あのまま、驍宗の治世が進み、泰麒が小さく無邪気で無垢なままいられれば一番良かった。
けど、今となってはそれじゃダメだった、とも考えてしまう。
冷徹で冷静で大人の汚い部分も見られて、きちんと客観視できて、
目的のために耐えたり欺いたりする泰麒の方が国民性には合ってるし、
驍宗も1人地下にいたことで前とは違った視点で国政に向き合える。
何より泰麒の成長が欠かせなかったのでは?、と。

たくさんの民の不幸や亡くなった人を考えると、
こんな形での成長は望んではいなかったけれども。


結局、泰麒の角はいつ戻ってたんだろう?
使令も戻った、とあったけど、使令は蓬山で預かってて、
正常にした状態でまた戻すとか出来るのか!とか、
途中で消えた人々は亡くなってしまったのか?とか、
結局、琅燦は味方?あれで?とか、
うやむやな部分が多くてモヤモヤはまだ続いてる状態。
まぁ、はっきりしないのも十二国記ならでは、ですが、
是非とも短編で落ち穂拾いをお願いしたいです!
かなり伏線残ってるし、正直、消化不良。


しかし、1、2巻が遅々として進まなかったのに対し、
3、4巻は怒涛の展開で息つく間がありませんでしたねー。
前半、暗くて辛くて重くて、後半に希望や光を持ってくるのは、
月の影〜と同じ展開です。
そう期待してたからこの1ヶ月待つ間どうにか保てたようなもので。

同じ展開ではなく本当に辛く暗いままなら、作品のファンでいられた自信がありませんでした。
ただ、前半を半分くらいにして後半もっと詳しくしてくれた方が読者に優しかったと思います。
説明不足も多い気がする。

とりあえずは驍宗は生きてたし、泰麒や李斎も無事合流したし、
良かった!と言いたいところ。

だけど・・・
本当にこれで戴は救われたのか、という気もしてしまう。

ーじきに来る戦乱の予兆など欠片もなくー

この一文が気になってしょうがないです。
もうこれ以上の辛苦はやめてほしいー。


十二国記はまだ続く、みたいなあとがきでしたが、短編以外にも書き下ろしがあるんでしょうか。
小野主上は十二国を全部書くつもりはないとインタビューでおっしゃってました。

丕緒の鳥や華胥の幽夢などの短編で書かれてる国以外に、
きちんと書いてあるのは、慶、雁、恭、戴、だけ。
あとはちょこちょこと王と麒麟が出てきて状況が分かるくらい。

読むならやはり馴染みのある奏(利広好き)、範(氾王と氾麟のキャラのインパクト!)かな。
漣の廉王と廉麟のイチャイチャぶりも楽しそうだけど。
芳の月渓のその後も気になるな。



とりあえずは短編待ちですね。
来年、とありますが本当に来年なのか、また先なのか・・・
楽しみに待ちたいと思います。



コメント
この記事へのコメント
>クマの実さん
こんにちは。

抗えないのはしょうがないと思います。
そっか、受験前ってことはまだお若いから、
新刊までの長期間とかその前の刊行が空いたりとかはさほど経験されてない組でしょうか。
羨ましいです。
十二国記は出会って良かった作品の1つでありますが、時期によって様々かもしれませんね。
年代が高いほど不憫・・・

戴国を完結してほしかったという意味ではとても満足です。
結局、驍宗どうなった?とか泰麒は麒麟として大丈夫?とか阿選ナニゴト?とか、
黄昏~以降、モヤモヤがかなり多かったのは事実でそこは書かれてましたし。
それでも新刊を読むうちにまた疑問やモヤモヤが出てくるなんて、人間て欲深だなーと。
私だけかもしれませんが、きっちりすっきり昇華させてほしかったという気持ちが残ります。

琅燦はおっしゃる通りかも・・・と納得しました。
麾下という立場より黄朱と言う出身に重きを置いているんだと思うと、
天に不条理を感じてる、不信感を抱いてる、王や麒麟を使って試してる。

主上はホラー作家さんですよねぇ。
ミステリーというか、やはりホラーじゃないかな・・・
他の作品に比べて十二国記がちょっと‘正統派ファンタジー(正義成長物語)’すぎた部分は確かにあると思います。
それを今回は戻してきたというか・・・?
謎解きというより特異な世界観という意味で、わりと主上らしい内容と言えばそうなんですが・・・
戴国全体を‘報われない’とするのは、ちょっと残念だった気がします。
十二国記らしく、正統派でも全然良かったのにー!と思ってしまう・・・

芳は麒麟が不在で月渓が治めていますね。仮朝がうまくいってるはずと願ってます。
柳は傾いてるところまで書かれてましたが、助けるために楽俊は祖国に戻るのかなー・・・

いろいろ知りたいことは尽きませんね。
2019/12/06(金) 08:51 | URL | 緑荻 #-[ 編集]
こんにちは
私ってば受験前だというのに欲望にあらがえず読んでしまいました…。


消化不良の気持ちわかります。正直1,2巻を読んだとき、3,4巻発売日まで待っておけばよかったと思うほどの進まなさ(謎の多さ)でしたが、3,4巻を読んでもすっきりしませんでしたよね。琅燦の話くらいは短編で明かされるのでは。でも琅燦はの謎は、なぜ驍宗のきかである事より(黄朱として)天を試したい気持ちの方を優先させたのかという一点のみであるようにも思います。そんなに長くないかも?今回の4巻でもしやほぼ完結してしまうのではと思いましたが、これではどちらかわかりませんね。モヤモヤします、でもこのモヤモヤがむしろ心地いいです。

今作で思ったのは、やはり小野不由美はホラー作家なんだなって…。ホラーというかミステリーというか。魔性の子に似た臭いを感じました。魔性の子の方が広瀬がいた分テーマが分かり易かったかな。戴はメインストーリーなのであえてこういうテイストにしてるのだろうと思います。考えてみればそもそも他国の話は、残酷な苦難があるけど、結局は正義成長物語だったような(関係ないけど李斎の物語というなら『黄昏の岸 暁の空』では?)。戴だけがそうじゃない。戴の今作のテーマは全員合わせて「報われない想い」って感じかな…なんて


私が一番気になるのは芳です!よく覚えていないのですが、珠晶がさらっと「芳には麒麟がいない」って言ってたような気がするんですよね。あと個人的には奏の滅亡を…見たいような見たくないような…。そういえば柳の王はもしやハトの病にかかったのかなとか、まあそんなわけはないんですけど、気になることが多すぎます。でもきっと全部知ることは出来ないんだろうなと思います。どこまで聞いてもきっと満足できないー

他人様のブログで長々と語ってしまってすみません……!
とりあえず短編を楽しみに待ちましょう~(^O^)
2019/12/06(金) 00:27 | URL | クマの実 #-[ 編集]
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