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まだ閑散期・・・( 7/5)






冨樫倫太郎さん作品です。
3月に図書館復活しました。
久しぶりに読みたい本があったから。




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<軍配者シリーズ>
刊行順に、早雲→信玄→謙信で読み最後は涙出た。
伊勢(北条)早雲に見出されて軍配者となった小太郎(風摩小太郎)、
家格を肉親と共に亡くし山本家の下人となった四郎左(山本勘助)、
曾我という名門に生まれながら没落してしまった冬之助(宇佐美冬之助)、
この、3人の友情と数奇な運命の物語です。

歴史的事実に基づいてオリジナルを交えつつ進みます。
大好きな嶽神シリーズと似たような雰囲気で、
時代も戦国武将達もほぼ丸かぶり・・・嫌いなわけがありません。

ただこちらは軍配者がメインのため、争いやそこまでの流れ、
細かい謀反や背景の説明がかなり多く、くどく感じるかも知れない。
作品、物語を純粋に楽しむ要素よりも歴史書を読んでる感覚になってしまうので、
そこの好みは分かれそうな気がします。

早雲では伊勢氏から北条に改名し、領地を広げ、氏康の側近となるまで、
信玄では、山本勘助が信玄の軍配者となるまでの辛酸の日々を、
謙信では、冬之助が扇屋上杉から長尾景虎に身を寄せ、お暇するまでを書き、
それぞれの主人公をメインに全編通して3人の歩んで来た人生が、
川中島の戦い辺りまで書いてありました。
(第4回まで結構詳しかった)

中でも山本勘助は何となく特別な位置にいたように思います。
読者が一番感情移入しやすい書かれ方というのかな。

今川、北条、長尾(上杉)、武田。
最近よく目にする機会があり興味持ってたので、
他の作品との書かれ方を比較しながら楽しく読めたかな。

晴信(信玄)を極悪非道扱いする作品も少なくないけど、
長尾景虎があそこまで思うのはちょっと・・・と思わなくもなかった。
むしろ子供っぽい癇癪持ちで短気な景虎の方が問題じゃないの?と感じるシーンもあったし。
それも戦の上での気質で、普段、軍配者達との会話はほっこりするものが多かったので、
そのギャップを楽しむのもいいのかもしれません。

小太郎が軍配者として生き、忍びをまとめるまでになった、というのも新鮮。
最初から忍びとして書かれてる方が多いわけで。

オリジナル部分と史実部分、上手く融け合ってました。

漫画化されて現在連載中みたい。



<堂島物語、命の米、出世物語>
米問屋へ16歳で奉公に入った貧農の倅、吉左。
相場師としての才能を開花させていく成長物語。

出世物語では世代交代し、吉左と所縁ある子供の話になるんだけど、
(既存人物は登場します)
堂島といのちの米は吉左メインでこれが素晴らしく良かった。
軍配者より好きだったわー。

自分が株をやってるせいか、米相場での馴染みの言葉も多かったし、
説明がこれまた結構くどく書いてあるけど、読んでて苦にならなかった。
そこが好き嫌いの分かれ道だとは思うけど、江戸時代の米頼りの経済事情は説明あった方がいいと思った。
人情モノでもあり経済モノでもあり成長モノでもある。

相場に関わってる人間には耳が痛くなるようなセリフもたくさん・・・
我に返るw

出世物語はね、主人公の万吉があまり好きではなくて。
それと丁稚どもが陰湿で読んでいて気分があまり良くなかったんですよ。
若くして才能あるし賢い子なんだけどなー。

文庫では1〜4巻が吉左、5と6巻が万吉のようです。




<白頭の人>
1570年姉川の戦い付近から。
台頭してきた秀吉に家臣として仕えるようになった佐吉(石田三成)と平馬(大谷吉継)。
その大谷吉継主人公の話なので・・・関ヶ原で最期です。
一応何となくの流れは知ってるけど、分かってても悲しいんだよね。

そしてやはり歴史書みたいだった。
いや、面白かったけどね?





<妖説 源氏物語>
光源氏の子、薫。
光源氏の孫、匂宮。
この2人が主人公の不可思議物語で登場人物は史実の人達かな。
1話毎に一応完結してるので区切りやすい。
夢枕獏さんの陰陽師シリーズと似てます。

これまで読んだ作品と比べると余白も多くタッチも軽い。
幅広い物を書ける作者さんですね。



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<陰陽寮シリーズ>
平安伝奇物。1巻でたくさん人物が登場し、2巻はそれを違う立場からみた繰り返しのような状態。
3巻で少しずつ話しが進み、登場人物達があちらこちらで奇縁を結ぶんだけど・・・
ローマ帝国やらイエスやらが出てきて飛ばし読みに。
話が横道に逸れまくるから集中出来ない。
それに登場人物が出てくる度同じような説明があるので何度も読まされてしまう場面も多い。

壮大過ぎたんだな。
邪馬台国とか始皇帝の話とかも出てきて、歴史上での有名どころ盛り沢山でさ。

それとエログロは苦手じゃないけど、人喰いや外道は嫌いです。

好きな人物がラスト巻で死んでしまい後味も悪かった・・・
この作品を最初に読んでたら、他のは読まなかったと思います。




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