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5,20日暁のヨナ、15,25,30日他記事更新






朝井まかて著シリーズです。
眩(くらら)以来?
とりあえず、朝井さんだけ。
結構当たりはずれがあるなという印象。
私の好みの問題ですが。


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<花競べ>
デビュー作、<実さえ花さえ>の加筆修正版。
良かった・・・
この頃から実在の人物を書くのが得意だったんですねー。
主人公は花師の新次と嫁のおりつ。
花師は、木や草花を栽培したり、品種改良したりする職人。

新次のかつての修行元の一人娘との身分違いの恋や、
職人としても見かけでも男前な新次に嫁げたおりつの苦悩、
同業者からの妬みや様々な問題がてんこ盛りで、
とてもじゃないけど1巻に収まる内容ではなく、もったいなく感じました。

今回は、ソメイヨシノに纏わる話。
今、花見と言えばこの桜ですよねー。
詰め過ぎてる感はあるけど、途中、えーー!!!!!!!と思う所もあったけど、
読みやすくて良かったし、伏線的なことも回収出来てて満足でした。
(ってかそれはなくない?って思ったのは、私だけなのか・・・?)




<すかたん>
独白部分導入で、主人公、知里の愚痴が目立っていて、脱落しかけました。
でも、話のテンポも展開も面白くて最後まで一気読み。
わりと軽率な知里と適当な感じの若旦那は最後まであまり好きではなかったけど、
こういう作品もあるよねってことで。




<最悪の将軍>
綱吉の半生を書いた作品。
子供に恵まれないながらも正室として過ごした信子からの視点もあります。

朝井さんの史実シリーズは真面目に真摯に書いてるので、
オリジナルほどの面白みはないかもしれない。
けど史実だからこその面白みもあります。




<御松茸騒動>
江戸勤務だった主人公が、地元の藩の財源復活のため、
‘松茸奉行’という名の左遷にあって奮闘する内容だったけど、
この松茸奉行って本当にありそうなんだけど・・・どうなんだろう・・・
自然相手の野菜をどうやって増やすのか、キレ者と思ってた自分がこんな目にあうなんて、
と最初の方はブチブチ文句ばかりだったけど、だんだん馴染んでいく姿は、
頼もしくもあり悲哀でもあったかも。




<ぬけまいる>
伊勢への抜け詣でを決行した30歳手前幼馴染女子3人の話。
愚痴や文句が多くて・・・脱落。



<恋歌>
明治モノだったので1回目は最初の方で脱落。
けど、残り者と対になってるとどこかで目にしたので、読みたかった。
受賞作品だし!!!

明治から始まるけど、師匠の過去の話がメインでこちらは幕末。
ぐは、明治も幕末も苦手だー!と思いつつ読み始めたら、
最後までスルスルといけました。

水戸藩の天狗党と諸生党の対立に巻き込まれていく、
江戸で水戸藩御用達の店の娘が主人公で、歌の師匠が病を経て、
片付けがてら家に行き、師匠の壮絶な過去の手記を目にする。

この手記がほとんどの内容で、これまた理不尽で不条理で、凄まじい過去でした。
涙ぐんだり、憤ったり・・・





<阿蘭陀西鶴>
視力を失った娘、おあいの視点から描かれた井原西鶴。
冒頭から中盤前までは娘の反目っぷりが切なく、同情しちゃう余地もあり
西鶴のダメダメ父っぷりが目立ってて読むのが辛かった。
けど途中から少しずつ風向きが変わりその後は一気読みでした。





<残り香>
幕末、無血開城の日、それぞれの理由で大奥から立ち去らなかった女性5人の話。
全員立ち去り受け渡しを控えた翌日、呉服のお針子だった‘りつ’は、
生真面目な性格からか、きちんと針を片付けたか気になって呉服の間へ戻る。
だがそこには壺を抱えた御膳所の女中‘お蛸’がいて・・・

と、様々な役職の女性たちが知り合って、受け渡しの日を見守るべく、
誰もいない大奥に泊まり官軍の目を盗んで脱出するまでが書かれてます。
途中、それぞれの過去や仕事に対する考え、思いなどもあって、
切なく、空しくもあるんだけど、終わりだけじゃなく始まりもある。
淡々と書かれてたけどいろんな思いがあるんだなと感じ入り面白く読めました。

後日談まで書かれてたのも満足です。




<藪医ふらここ堂>
ふらここ→ぶらんこ、です。
この当時(9代家重、10代家治辺り)、小児科医という言葉はないんじゃ?
と思ったけどそこはきちんと編集さんやら校正やらで大丈夫、とされてるんでしょう。
違和感覚えたけど、そういう言葉使いがあったと思って読みました。
題名からいろいろ想像出来て、その通りの内容だったけど、
藪医と言われる三哲の娘、おゆんが嫌いではなかったし、
三哲も面倒くせぇが口癖のわりに、面倒見いいので、スルスル読めます。
おゆんの恋にも注目ですよー。
軽めの人情話。






<福袋>
短編集。
好きなのがわりと多く、楽しめました。
ただ、物語の最初はわりと愚痴っぽい感じで始まり、
最後はほっこりみたいなパターンが多かったかなー。

この作品に限らず、朝井さんはそういうのが多いのかも?




<落陽>
時代背景気にせず借りてしまい、読まずに返却・・・




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